アスターストーム（2010年生、母Spread）

アスターストーム（2010年3月19日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のTale of the Cat（当時16歳）と交配したSpreadが7歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地19戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2015年の妙高特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

武田博厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

2月10日、デビュー戦は古川吉洋騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

3月3日、中2週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着に入った。

4月21日、中6週で迎えた3戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦し、4着に入った。

6月23日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、勝ったラフジェントリーにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

7月6日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のウイッチワンドに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したサンライズネガノにクビ差届かず2着となった。

11月3日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

12月7日、中4週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではにじり寄るように前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のジェネシスロックをアタマ差振り切って先頭ゴールを果たした。

4歳（2014年）

1月6日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

2月1日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（5戦1勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

3月16日、中5週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

5歳（2015年）

3月28日、約12か月半の休養明けで迎えた13戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったトウケイタイガーにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

4月11日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

5月10日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は古川吉洋騎手（6戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一気に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のサクラエルカミーノを半馬身振り切って久しぶりに勝利を挙げた。

7月11日、中8週で迎えた16戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の尾頭橋特別（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

10月24日、約3か月半の休み明けで迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の妙高特別（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るシャラクを交わし去り、最後は2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

6歳（2016年）

2月20日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の橿原ステークス（京都ダート1200m 雨/重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には届かず11着に終わった。

4月17日、中7週で迎えた19戦目は、4歳以上1600万下の陽春ステークス（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。