グローバリズム（2017年生、母ゴールデングローブ）
Globalism
2017.05.03
グローバリズム（2017年5月3日）は、アイルランドで生まれ、日本で調教された競走馬。牝馬。馬名の意味は「グローバリズム。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のDubawi（当時15歳）と交配したゴールデングローブが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。主な勝ち鞍は2021年の一般C1四五。
経歴
デビュー前
5歳のとき、ダーレー・ジャパンから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、中辻明によって682万円で落札された。
木村哲也厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2019年）
11月3日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は472kg。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。
3歳（2020年）
1月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り 曇/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。
4月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り 曇/稍重）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず9着に敗れた。
6月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。
7月26日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（3戦0勝）。18頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入った。
8月8日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で北村宏司騎手（4戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、6着に終わった。
4歳（2021年）
3月25日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた7戦目は、安藤洋一騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、きちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のテンポディヴァルスに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。
4月26日、中4週で迎えた8戦目は、一般C1九十（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤洋一騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、少し速いペースで集団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のシャープスティーンに1馬身の差をつけて2勝目をマークした。
6月10日、中5週で迎えた9戦目は、一般C1四五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤洋一騎手（2戦2勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のヴィーグリーズを半馬身振り切って圧倒的人気に応えた。
2021年6月18日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。
12月5日、約6か月の休養明けで迎えた10戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。
5歳（2022年）
1月29日、中7週で迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚が残っておらず15着に敗れた。
2022年2月4日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。