ディープリボーン（2020年生、母メイショウアリス）

ディープリボーン（2020年5月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+復活」。毛色は鹿毛。種牡馬のホッコータルマエ（当時11歳）と交配したメイショウアリスが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は鮫川フアーム。2025年の白山大賞典(Jpn3)で2着に入った他、2025年のマーキュリーカップ(Jpn3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、鮫川ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、深見敏男によって935万円で落札された。

四位洋文厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

11月26日、デビュー戦は富田暁騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

3歳（2023年）

3月19日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（中京ダート1900m 晴/重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るモズバンディットを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月10日、約6か月の休み明けで迎えた3戦目は、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦1勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、勝ったアオイイーグルにねじ伏せられて3馬身半差の2着となった。

10月9日、中3週で迎えた4戦目は、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（京都ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったエンツォウーノに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

12月10日、中8週で迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は富田暁騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスターグロウに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4歳（2024年）

3月16日、約3か月の休養明けで迎えた6戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの弥富特別（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では印象的な伸び脚で急追したが、勝ったメイショウコガシラを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

5月5日、中6週で迎えた7戦目は、4歳以上2勝クラス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

6月22日、中6週で迎えた8戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの京極特別（京都ダート1900m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るツウカイリアルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

9月29日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、3歳以上3勝クラスの白川郷ステークス（中京ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（5戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のハビレに1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

11月24日、中7週で迎えた10戦目は、ハンデ戦でオープンのカノープスステークス（京都ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（6戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

5歳（2025年）

1月26日、中8週で迎えた11戦目は、G2のプロキオンステークス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（7戦2勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

5月4日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのブリリアントステークス（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のアイファーテイオーを半馬身振り切って制した。

7月21日、Jpn3のマーキュリーカップ（盛岡ダート2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は古川吉洋騎手（8戦2勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

9月30日、Jpn3の白山大賞典（金沢ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（9戦2勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したジャスパーロブストを差し切れず、1馬身差の2着となった。