ポーチュラカ（2000年生、母トウカンミネルバ）

ポーチュラカ（2000年2月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「マツバボタンの一種」。毛色は鹿毛。種牡馬のテンビー（当時10歳）と交配したトウカンミネルバが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）須崎牧場。戦績は、中央平地23戦1勝2着2回、地方11戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2002年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、須崎牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、須崎牧場から「北海道10月市場サラブレッド1歳」に上場され、釘田静義によって840万円で落札された。

西園正都厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

6月15日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、4着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた3戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

8月24日、中2週で迎えた5戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は力尽きて14着に敗れた。

9月2日、連闘で迎えた6戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

9月21日、中2週で迎えた7戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったベルグフリートに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

10月12日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったサンキンバスターをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

10月27日、中1週で迎えた9戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のブンダバールをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

11月17日、中2週で迎えた10戦目は、2歳500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦1勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り7着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた11戦目は、2歳500万下のポインセチア賞（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦1勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

3歳（2003年）

6月7日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg減らして迎えた12戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

9月21日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から32kg戻して迎えた13戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

10月25日、中4週で迎えた14戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず11着に終わった。

11月25日、中3週で迎えた15戦目は、神崎川特別（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は幸英明騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

12月13日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

12月20日、連闘で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（4戦1勝）。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

4歳（2004年）

1月17日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（5戦1勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず13着に敗れた。

1月31日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（6戦1勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

6月27日、約5か月の休養明けで迎えた20戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい14着に終わった。

7月17日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（4戦0勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず13着に終わった。

8月14日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は黒岩悠騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で黒岩悠騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

5歳（2005年）

6月22日、約9か月半の休み明けで迎えた25戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2-2（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は力尽きて12着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上B1-2（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で永島太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

7月20日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上B1-2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で永島太郎騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

8月3日、中1週で迎えた28戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2-2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミヤビサンダーに1馬身1/4の差をつけて久々に白星を挙げた。

8月17日、中1週で迎えた29戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1-2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアインカンチーを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

9月21日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた30戦目は、宮西晃宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A3-2（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

10月4日、中1週で迎えた31戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、豊岡・コウノトリ特別（園田ダート1700m 雨/重）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい10着に終わった。

6歳（2006年）

3月8日、約5か月の休み明けで迎えた32戦目は、神姫バス杯（姫路ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は宮西晃宏騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

8月10日、約5か月の休養明けで迎えた33戦目は、谷川真生騎手を鞍上に迎えて、おいしいネ兵庫の牛乳もう一本特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた34戦目は、村井裕章騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1二（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。