スズナミ（2019年生、母サザナミ）

スズナミ（2019年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「澄み切った青い清い波(海)。母母名、母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のハービンジャー（当時13歳）と交配したサザナミが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2022年のさがけいば無料ネット新聞うまかつ.net賞(C2-3)。

経歴

デビュー前

グリーンファーム愛馬会にて総額1,600万円（8万×200口）で一口馬主が募集された。

林徹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

6月27日、デビュー戦は小沢大仁騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は394kg。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

10月10日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

10月23日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた3戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

11月13日、中2週で迎えた4戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

3歳（2022年）

1月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

2月19日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で横山琉人騎手（1戦0勝）。17頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、5着に入り込んだ。

4月24日、中8週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 小雨/良）に出走。鞍上は永野猛蔵騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

6月12日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永野猛蔵騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

6月26日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は小林脩斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

8月20日、中7週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟芝2400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林脩斗騎手（2戦0勝）。18頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

2022年8月24日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

10月16日、中7週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた11戦目は、出水拓人騎手を鞍上に迎えて、夕日に愛されたまち玄海町賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、勝ったトニカクビジンを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

10月30日、中1週で迎えた12戦目は、菊の香特選（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で出水拓人騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

11月20日、中2週で迎えた13戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-5（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、抜け出したスターエメラルドにハナ差届かず2着に甘んじた。

12月3日、中1週で迎えた14戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、さがけいば無料ネット新聞うまかつ.net賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のブエラアルトをハナ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

12月24日、中2週で迎えた15戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、クリスマスイブ賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るサバイバルアートを豪脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。