リネンカフェ（2008年生、母リネンサプライ）

リネンカフェ（2008年4月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のイーグルカフェ（当時11歳）と交配したリネンサプライが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）嶋田牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方18戦4勝2着6回。主な勝ち鞍は2011年の薩摩街道小川宿賞。

経歴

デビュー前

南田美知雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

10月24日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は428kg。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

11月28日、中2週で迎えた3戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

3歳（2011年）

4月17日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から21kg減らして迎えた4戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るハマッコを上がり1位タイの末脚で3/4馬身差し切って初白星を挙げた。

5月5日、中2週で迎えた5戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったミスヒロカミに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

5月22日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田中直人騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったファイナルジパングに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

5月28日、連闘で迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で田中直人騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で田中直人騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のマンハッタンクラブに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月25日、連闘で迎えた9戦目は、3歳戦の薩摩街道小川宿賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中直人騎手（5戦2勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のトーホクダッシュに1馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

7月10日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中直人騎手（6戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったコルダに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月23日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で田中直人騎手（7戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったスペースウォークに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8月14日、中2週で迎えた12戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で田中直人騎手（8戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で田中直人騎手（9戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったトーホクダッシュを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

9月19日、中2週で迎えた14戦目は、3歳戦の薩摩街道市来宿賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で田中直人騎手（10戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったレモンバーベナに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月8日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で田中直人騎手（11戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のプランテーションに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月22日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で田中直人騎手（12戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

11月12日、中2週で迎えた17戦目は、銀杏賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で田中直人騎手（13戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

12月4日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で田中直人騎手（14戦4勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性のガッツでゴールまで力闘したが、3着に終わった。

12月25日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で田中直人騎手（15戦4勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

4歳（2012年）

1月8日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で田中直人騎手（16戦4勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、3着に入り込んだ。

1月15日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は18戦連続で田中直人騎手（17戦4勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。