トリメンダス（2013年生、母リターンキャスト）

トリメンダス（2013年4月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ものすごい」。毛色は鹿毛。種牡馬のベーカバド（当時6歳）と交配したリターンキャストが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）バンダム牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方8戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2016年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、バンダム牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって540万円で落札された。

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,300万円（13万×100口）で一口馬主が募集された。

高橋裕厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

10月25日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。18頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい17着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた2戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

12月15日、中3週で迎えた3戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、2歳（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月24日、連闘で迎えた4戦目は、2歳（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったポルカに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

3歳（2016年）

1月13日、中2週で迎えた5戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

2月12日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中島龍也騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた8戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて難なく抜け出し、最後は2着のミーアンドチーに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

3月22日、中3週で迎えた9戦目は、3歳B2（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた10戦目は、3歳B3（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（3戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて、最後は2着のアカイセンコウをハナ差振り切って断トツの支持に応えた。