ミスズフィーリング（2018年生、母フィーリンググー）

ミスズフィーリング（2018年4月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+母名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時22歳）と交配したフィーリンググーが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はグランド牧場。主な勝ち鞍は2022年の一般C12。

経歴

デビュー前

1歳のとき、グランド牧場から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、永井啓弍によって1,350万円で落札された。

荒川義之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2021年）

4月25日、デビュー戦は菅原明良騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は452kg。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

5月16日、中2週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

6月12日、中3週で迎えた3戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、レッドフランカーに半馬身交わされて2着となった。

6月26日、中1週で迎えた4戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

7月18日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

8月22日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた6戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 小雨/不良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

4歳（2022年）

2月3日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた7戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、一般C12（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のキタノアゲインに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月3日、約6か月の休み明けで馬体重を前走からさらに23kg増やして迎えた8戦目は、木村育夫退職記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のアルソリートを3/4馬身振り切ってファンの高評価に応えた。

8月19日、中1週で迎えた9戦目は、油ヶ淵特別（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宮下瞳騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、スカイドゥエラーに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

9月5日、中1週で迎えた10戦目は、康弘☆杏奈結婚記念杯（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で宮下瞳騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクレールフォルムに5馬身の差をつけて断然の支持に応えた。