ロングファイト（2003年生、母ノビオトウショウ）

ロングファイト（2003年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋戦い」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時10歳）と交配したノビオトウショウが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）信成牧場。戦績は、中央平地17戦0勝2着1回、地方9戦6勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の大垣共立銀行パディントン杯(一般B4)。

経歴

デビュー前

高橋隆厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

11月20日、デビュー戦は高橋亮騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に敗れた。

12月25日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

3歳（2006年）

2月5日、中5週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で高橋亮騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

3月11日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で高橋亮騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

5月13日、中8週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で高橋亮騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

6月3日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で高橋亮騎手（5戦0勝）。18頭立ての9番人気で大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

6月25日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で高橋亮騎手（6戦0勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で高橋亮騎手（7戦0勝）。11頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

8月6日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で高橋亮騎手（8戦0勝）。18頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

8月26日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で高橋亮騎手（9戦0勝）。17頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

9月9日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は11戦連続で高橋亮騎手（10戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

11月7日、中7週で迎えた12戦目は、大塚研司騎手を鞍上に迎えて、一般C24（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のウィニングガールに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月23日、中1週で迎えた13戦目は、アクア・トトぎふ杯（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚研司騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るエイシンファインを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

12月15日、中2週で迎えた14戦目は、伊吹特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で大塚研司騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。

4歳（2007年）

1月1日、中1週で迎えた15戦目は、一般C18（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大塚研司騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のローテローゼに4馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

3月3日、中8週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は高橋亮騎手（11戦0勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

3月24日、中2週で迎えた17戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったゲイリーマスターにねじ伏せられてハナ差の2着となった。

4月15日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田中健騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

5月13日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田中健騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

7月15日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で田中健騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

9月8日、中7週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた21戦目は、大下智騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

10月11日、中4週で迎えた22戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大塚研司騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のキタノハルミチャンを半馬身振り切ってファンの高評価に応えた。

11月8日、中3週で迎えた23戦目は、せせらぎ特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚研司騎手（5戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、勝ったスターオブテンビーにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

11月29日、中2週で迎えた24戦目は、一般B9（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大塚研司騎手（6戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るメタリックを凄まじい末脚で半馬身差し切って断然の支持に応えた。

12月11日、中1週で迎えた25戦目は、大垣共立銀行パディントン杯（笠松ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大塚研司騎手（7戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のコパノアグリグロに1馬身半の差をつけて6勝目をつかんだ。

12月29日、中2週で迎えた26戦目は、スポーツニッポン杯（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で大塚研司騎手（8戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。