ワタガシ（2014年生、母クイーンガバナンス）

ワタガシ（2014年4月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「綿菓子」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時13歳）と交配したクイーンガバナンスが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）大道牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方28戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2017年の3歳C2三。

経歴

デビュー前

牧浦充徳厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2017年）

1月7日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた2戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

2月26日、中3週で迎えた3戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

5月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/重）に出走。18頭立ての18番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では見せ場なく18着に終わった。

7月5日、中6週で迎えた5戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップマスカット賞（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は加藤祥太騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

8月14日、中5週で迎えた6戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、3歳C2三（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のゴールドボーラーに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

8月26日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦1勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた8戦目は、ピンク・ミュージアム賞（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったマイネルハドソンに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

9月23日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、一般C2十一（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は力尽きて5着に敗れた。

10月7日、中1週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた10戦目は、湯川温泉きのこまつり賞（盛岡ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（4戦1勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のキンショーイーグルに2馬身半の差をつけて2勝目を手にした。

10月22日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で村上忍騎手（5戦2勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

10月30日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で村上忍騎手（6戦2勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で村上忍騎手（7戦2勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

12月3日、中2週で迎えた14戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

12月10日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2九（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

12月17日、連闘で迎えた16戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天授の負けん気を発揮してゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月24日、連闘で迎えた17戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

4歳（2018年）

1月3日、中0週で迎えた18戦目は、木村直輝騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に終わった。

3月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

4月3日、連闘で迎えた20戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた21戦目は、岩本怜騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

4月23日、連闘で迎えた22戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C2六（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

4月29日、連闘で迎えた23戦目は、一般C2七（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩本怜騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

5月6日、連闘で迎えた24戦目は、一般C2七（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩本怜騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2七（盛岡ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で岩本怜騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

5月27日、連闘で迎えた26戦目は、一般C2八（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩本怜騎手（4戦0勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

6月3日、連闘で迎えた27戦目は、一般C2八（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岩本怜騎手（5戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で岩本怜騎手（6戦0勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

6月24日、連闘で迎えた29戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で岩本怜騎手（7戦0勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

7月7日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、一般C2十二（盛岡ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で岩本怜騎手（8戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた31戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた32戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて3着に敗れた。