プルンクザール（2015年生、母プリオバーン）

プルンクザール（2015年3月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「世界で最も美しいと言われるオーストリア国立図書館」。毛色は栗毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時7歳）と交配したプリオバーンが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）笠松牧場。主な勝ち鞍は2019年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

石坂正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

9月10日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

9月30日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月24日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

3歳（2018年）

1月20日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は浜中俊騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

4月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したロードゴラッソを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

5月6日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のサトノガーネットに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

8月4日、約3か月の休養明けで迎えた7戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で松若風馬騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず12着に敗れた。

10月2日、中7週で迎えた8戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で大外18番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では印象的な伸び脚で急追したが、勝ったサトノガーネットに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

10月28日、中3週で迎えた9戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の松浜特別（新潟芝1800m 外回り曇/重）に出走。17頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、伸びてきたレッドラフェスタ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

11月24日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（3戦0勝）。17頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出し、4着に入った。

12月16日、中2週で迎えた11戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2200m 曇/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて17番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

4歳（2019年）

3月23日、約3か月の休養明けで迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

4月14日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は浜中俊騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、伸びてきたミスマンマミーア決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

5月5日、中2週で迎えた14戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のピッツィカートを3/4馬身振り切って人気に違わぬ実力を証明した。

8月18日、約3か月半の休養明けで迎えた15戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの阿賀野川特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

9月29日、中5週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの兵庫特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。