カッシーニ（2010年生、母ヴィノクラシコ）

カッシーニ（2010年5月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「天文学者名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤジュピタ（当時7歳）と交配したヴィノクラシコが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）木戸口牧場。戦績は、中央平地9戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、木戸口牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、松田整二によって210万円で落札された。

田島俊明厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

11月3日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は532kg。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた2戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。17頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ7着に沈んだ。

12月9日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、抜け出したゴールドメインを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

12月24日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

3歳（2013年）

2月16日、中7週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって8着に敗れた。

3月9日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では非凡な末脚を披露したが、4着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた7戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

4月7日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線に入ると、前で粘るヤマニンビルトゥズを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月28日、中2週で迎えた9戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の滝桜賞（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。