バージンマイバッハ（2001年生、母テツマジョオー）

バージンマイバッハ（2001年5月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「神聖なる私のバッハ（作曲家）」。毛色は鹿毛。種牡馬のエアジハード（当時6歳）と交配したテツマジョオーが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は大和牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方25戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の3歳F32。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大和牧場から「北海道9月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

ターファイトクラブにて総額1,400万円（14万×100口）で一口馬主が募集された。

宮徹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

7月6日、デビュー戦は小池隆生騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は492kg。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き5着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい8着に終わった。

7月27日、連闘で迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小池隆生騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

12月6日、約4か月半の休み明けで迎えた4戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1700m 小雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

3歳（2004年）

1月20日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳F32（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた6戦目は、3歳F32（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のセカイイチオーをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

2月19日、中1週で迎えた7戦目は、3歳F12（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた8戦目は、3歳F12（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大山真吾騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

3月26日、中2週で迎えた9戦目は、3歳F11（姫路ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で大山真吾騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

4月14日、中2週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた10戦目は、3歳F21（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で大山真吾騎手（5戦1勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月5日、中2週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた11戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳F21（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

6月27日、中7週で馬体重を前走からさらに13kg減らして迎えた12戦目は、森田直哉騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に敗れた。

10月31日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた13戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で森田直哉騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に敗れた。

11月20日、中2週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた14戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に終わった。

12月25日、中4週で迎えた15戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は森田直哉騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。

4歳（2005年）

1月10日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森田直哉騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

2月21日、中5週で迎えた17戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 雪/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森田直哉騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく7着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森田直哉騎手（5戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で森田直哉騎手（6戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で森田直哉騎手（7戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で森田直哉騎手（8戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた22戦目は、井上悦児騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

6月5日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は森田直哉騎手（9戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、エプソムスケールに交わされて3馬身差の2着となった。

7月2日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森田直哉騎手（10戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森田直哉騎手（11戦0勝）。6頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では全く伸びず4着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森田直哉騎手（12戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。

9月3日、中2週で迎えた27戦目は、山本和幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

9月24日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は森田直哉騎手（13戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい6着に敗れた。

10月15日、中2週で迎えた29戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森田直哉騎手（14戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に終わった。