ブラッドシンプル（2000年生、母Paradise River）

ブラッドシンプル（2000年2月16日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「その良血をシンプルに発揮してほしい」。毛色は鹿毛。種牡馬のKingmambo（当時10歳）と交配したParadise Riverが7歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地9戦0勝、地方9戦1勝。主な勝ち鞍は2004年の4歳以上C1。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額3,000万円（7.5万×400口）で一口馬主が募集された。

畠山吉宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

11月2日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい6着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた2戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず4着に終わった。

11月24日、連闘で迎えた3戦目は、2歳新馬（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた4戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

12月21日、連闘で迎えた5戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1200m 雨/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

3歳（2003年）

4月26日、約4か月の休養明けで迎えた6戦目は、加藤士津八騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

7月27日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

8月17日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず14着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。最後は脚を失くしてしまい18着に終わった。

11月8日、中8週で迎えた10戦目は、石川浩文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に敗れた。

4歳（2004年）

2月28日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、権藤学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず10着に終わった。

3月28日、中3週で迎えた12戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で新原健伸騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で新原健伸騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のラグジュリアスを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

6月12日、中5週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた15戦目は、北村欣也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず10着に終わった。

7月24日、中5週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた16戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は新原健伸騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた17戦目は、南谷圭哉騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に終わった。

8月28日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で南谷圭哉騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に終わった。