サンキャスパー（2000年生、母トミカワヒミコ）

サンキャスパー（2000年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のトライバルセンプー（当時23歳）と交配したトミカワヒミコが20歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は山田政宏。戦績は、地方39戦6勝2着4回。主な勝ち鞍は2003年のアラ系3歳以上C。

経歴

デビュー前

1歳のとき、山田政宏から「北海道9月市場アングロアラブ1歳」に上場されたが主取りとなった。

鴨林毅厩舎（園田）へ入厩。

2歳（2002年）

12月18日、デビュー戦は川越慎也騎手を鞍上に据えて、アラ系2歳F4（園田ダート820m 曇/稍重）に出走。馬体重は414kg。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に終わった。

12月30日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系2歳F3（園田ダート820m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川越慎也騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

3歳（2003年）

1月8日、連闘で迎えた3戦目は、アラ系3歳F3（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川越慎也騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

1月16日、連闘で迎えた4戦目は、アラ系3歳F3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川越慎也騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた5戦目は、アラ系3歳F3（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で川越慎也騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい5着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた6戦目は、アラ系3歳以上C（園田ダート1400m 曇/重）に54kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で川越慎也騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシンリュウスピードに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3月13日、中3週で迎えた7戦目は、松本幸祐騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳以上C9（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

3月21日、連闘で迎えた8戦目は、アラ系3歳以上C（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本幸祐騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず11着に敗れた。

4月3日、中1週で迎えた9戦目は、アラ系3歳以上C（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松本幸祐騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。

4月15日、中1週で迎えた10戦目は、アラ系3歳以上C（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で松本幸祐騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は失速してしまい10着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた11戦目は、アラ系3歳以上C（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で松本幸祐騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

5月8日、連闘で迎えた12戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳以上C8（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したミハラエンペラーを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月21日、中1週で迎えた13戦目は、アラ系3歳以上C8（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は松本幸祐騎手（5戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、リードを2馬身以上保って、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた14戦目は、アラ系3歳以上C8（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本幸祐騎手（6戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に敗れた。

6月17日、中1週で迎えた15戦目は、上川将幸騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳以上C8-1（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた16戦目は、アラ系3歳以上C8-1（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は松本幸祐騎手（7戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

7月16日、中1週で迎えた17戦目は、アラ系3歳以上C6（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

7月24日、連闘で迎えた18戦目は、アラ系3歳以上C5-1（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

8月7日、中1週で迎えた19戦目は、アラ系3歳以上C7（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松本幸祐騎手（8戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた20戦目は、アラ系3歳以上C6-1（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松本幸祐騎手（9戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた21戦目は、アラ系3歳以上C5-1（姫路ダート1400m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で松本幸祐騎手（10戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスーパーマッスルを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

9月12日、中0週で迎えた22戦目は、アラ系3歳以上C5（姫路ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で松本幸祐騎手（11戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

9月24日、中1週で迎えた23戦目は、アラ系3歳以上C5（園田ダート1400m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で松本幸祐騎手（12戦1勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

10月8日、中1週で迎えた24戦目は、尾林幸二騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳以上C5（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のビソウベンチャーをハナ差振り切って1着ゴールを果たした。

10月22日、中1週で迎えた25戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳以上C4-2（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したフォレストフレームを捕まえ切れず、3馬身半差の2着となった。

11月5日、中1週で迎えた26戦目は、アラ系3歳以上C4（園田ダート1400m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るフォレストフレームを上がり0位の末脚で半馬身差し切って4勝目を掴み取った。

11月19日、中1週で迎えた27戦目は、アラ系3歳以上C4-1（園田ダート1400m 雨/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のモガミスキーに2馬身半の差をつけて5勝目を挙げた。

12月2日、中1週で迎えた28戦目は、アラ系3歳以上C2（園田ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で大山真吾騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

12月10日、連闘で迎えた29戦目は、アラ系3歳以上C3（園田ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で大山真吾騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったビソウベンチャーにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

12月29日、中2週で迎えた30戦目は、アラ系3歳以上C3（園田ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で大山真吾騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

4歳（2004年）

1月6日、連闘で迎えた31戦目は、アラ系3歳以上C2-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で大山真吾騎手（6戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

1月15日、連闘で迎えた32戦目は、アラ系3歳以上C3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で大山真吾騎手（7戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のサツキヒットをハナ差振り切って6勝目を手に入れた。

1月29日、中1週で迎えた33戦目は、アラ系3歳以上C2-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で大山真吾騎手（8戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

2月12日、中1週で迎えた34戦目は、アラ系3歳以上C2-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で大山真吾騎手（9戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したハッコーカレッジを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

2月26日、中1週で迎えた35戦目は、アラ系3歳以上C2-1（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で大山真吾騎手（10戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

3月11日、中1週で迎えた36戦目は、アラ系3歳以上C2（姫路ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は12戦連続で大山真吾騎手（11戦3勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

3月23日、中1週で迎えた37戦目は、アラ系3歳以上C2-1（姫路ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は13戦連続で大山真吾騎手（12戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。

4月13日、中2週で迎えた38戦目は、アラ系3歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で大山真吾騎手（13戦3勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず最後はスペシャルシャトーと並んで9着同着となった。

5月4日、中2週で迎えた39戦目は、アラ系3歳以上C2（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は15戦連続で大山真吾騎手（14戦3勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。