パールティアラ（2002年生、母フジノヤマザクラ）

パールティアラ（2002年3月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「真珠の髪飾り。日本の女王には真珠のティアラを」。毛色は栗毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時10歳）と交配したフジノヤマザクラが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタッド。戦績は、中央平地6戦0勝、地方15戦2勝。主な勝ち鞍は2005年のシクラメン特別( 牝)。

経歴

デビュー前

ローレルクラブにて総額1,260万円（6.3万×200口）で一口馬主が募集された。

秋山雅一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2005年）

3月13日、デビュー戦は南田雅昭騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は448kg。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入った。

3月27日、中1週で迎えた2戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

4月23日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に敗れた。

7月2日、中6週で迎えた5戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に敗れた。

8月28日、中7週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず15着に終わった。

11月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦の藍の花特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

12月16日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定3歳戦のシクラメン特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアローファインに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2006年）

1月11日、中3週で迎えた9戦目は、一般C2二イ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

2月13日、中4週で迎えた10戦目は、一般C2一アイ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

3月13日、中3週で迎えた11戦目は、早春特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（4戦1勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。

11月6日、約8か月の休み明けで迎えた12戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、立冬特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着を確保した。

11月27日、中2週で迎えた13戦目は、町屋特別（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

12月25日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定戦の西新井特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

5歳（2007年）

2月23日、中8週で迎えた15戦目は、一般C2-11 12 13（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

3月16日、中2週で迎えた16戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、一般C2-11 12（大井ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2九十（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、5着に終わった。

11月2日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、一般C3二三（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（4戦0勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

11月30日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた19戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C3一（大井ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

12月14日、中1週で迎えた20戦目は、一般C3二三（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は坂井英光騎手（5戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦したが、5着に終わった。

12月28日、中1週で迎えた21戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデ戦の一般C2 C3（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアキノサクラに1馬身半の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。