ナルカミ（2022年生、母オムニプレゼンス）

ナルカミ（2022年3月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「鳴神」。毛色は鹿毛。種牡馬のThunder Snow（当時8歳）と交配したオムニプレゼンスが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム有限会社。2025年のジャパンダートクラシック(Jpn1)に勝利した他、2025年の不来方賞(Jpn2)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

坂口智康厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

11月9日、デビュー戦は坂井瑠星騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプリンセッサに約12馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2025年）

1月6日、中7週で迎えた2戦目は、3歳1勝クラス（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って7着に敗れた。

4月20日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のサムシャインに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月28日、中9週で迎えた4戦目は、3歳以上2勝クラスのいわき特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクラウンシエンタに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

9月2日、中8週で迎えた5戦目は、3歳Jpn2の不来方賞（盛岡ダート2000m 曇/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のハグに2馬身半の差をつけて重賞初挑戦初制覇を達成した。

10月8日、中4週で迎えた6戦目は、3歳Jpn1のジャパンダートクラシック（大井ダート2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のナチュラルライズに3馬身の差をつけてG1初挑戦初制覇を成し遂げた。