バンキーナ（2008年生、母クイッククラフティ）

バンキーナ（2008年4月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「波止場（伊）。勇気と希望を抱いて別天地へ」。毛色は鹿毛。種牡馬のタヤスツヨシ（当時16歳）と交配したクイッククラフティが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はエンドレスファーム。戦績は、中央平地2戦0勝、地方21戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の雪印種苗ホライズン賞(一般C4-2)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、エンドレスファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、コウトミックレーシングによって210万円で落札された。

斎藤誠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

12月11日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

3歳（2011年）

1月10日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず16着に終わった。

4月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の八重桜賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

5月25日、中6週で迎えた4戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、一般C4-3（門別ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るサンマルシャインをクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

6月16日、中2週で迎えた5戦目は、一般C4-1（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

6月29日、中1週で迎えた6戦目は、一般C4-2（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したコンドルフライトに3/4馬身届かず2着となった。

7月13日、中1週で迎えた7戦目は、一般C4-2（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた8戦目は、雪印種苗ホライズン賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で五十嵐冬樹騎手（4戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のデルマポッペアを半馬身振り切って圧倒的人気に応えた。

9月8日、中5週で迎えた9戦目は、一般C4-1（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で五十嵐冬樹騎手（5戦2勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。

9月22日、中1週で迎えた10戦目は、一般C4-1（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で五十嵐冬樹騎手（6戦2勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

10月20日、中3週で迎えた11戦目は、一般C4-1（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で五十嵐冬樹騎手（7戦2勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた12戦目は、「がんばれ!ホッカイドウ競馬」賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で五十嵐冬樹騎手（8戦2勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた13戦目は、一般C4-1（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で五十嵐冬樹騎手（9戦2勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

4歳（2012年）

5月4日、約5か月半の休み明けで迎えた14戦目は、橘月特別（門別ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で五十嵐冬樹騎手（10戦2勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい5着に敗れた。

5月31日、中3週で迎えた15戦目は、二十間道路賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で五十嵐冬樹騎手（11戦2勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

6月14日、中1週で迎えた16戦目は、一般C4-1（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で五十嵐冬樹騎手（12戦2勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた17戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、一般C4-2（門別ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

7月26日、中2週で迎えた18戦目は、Aiba静内祭賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（13戦2勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず4着に終わった。

8月2日、連闘で迎えた19戦目は、一般C4-2（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（14戦2勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた20戦目は、一般C4-2（門別ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（15戦2勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた21戦目は、木古内育ち「はこだて和牛」賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（16戦2勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

9月13日、中1週で迎えた22戦目は、すずらん群生地賞（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で五十嵐冬樹騎手（17戦2勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

10月11日、中3週で迎えた23戦目は、沙流川賞（門別ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で五十嵐冬樹騎手（18戦2勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。