アルムブラスト（2017年生、母ヴァンフレーシュ）

アルムブラスト（2017年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「クロスボウ(独)」。毛色は鹿毛。種牡馬のリアルインパクト（当時9歳）と交配したヴァンフレーシュが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2019年のカンナステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額1,800万円（45万×40口）で一口馬主が募集された。

高橋文雅厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

6月29日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は500kg。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したエレナアヴァンティを差し切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

8月18日、中6週で迎えた2戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のセイウンパワフルに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

9月28日、中5週で迎えた3戦目は、2歳オープンのカンナステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線に入ると、前で粘るテーオーマルクスを上がり2位の末脚で半馬身差し切って2勝目を獲得した。

3歳（2020年）

2月1日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、O.マーフィー騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのクロッカスステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい6着に敗れた。

5月30日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、3歳重賞の葵ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

10月3日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの勝浦特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（2戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月13日、中9週で迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（3戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

4歳（2021年）

3月13日、約3か月の休養明けで迎えた8戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り雨/不良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

5月16日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、4歳以上2勝クラス（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は丸山元気騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に敗れた。

5歳（2022年）

3月12日、約10か月の休み明けで迎えた10戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

6月26日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスのHTB杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（3戦0勝）。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

2022年8月6日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。