ヴァプンアート（2019年生、母スズカクエーサー）

ヴァプンアート（2019年3月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「フィンランドの祝祭」。毛色は鹿毛。種牡馬のサトノアラジン（当時8歳）と交配したスズカクエーサーが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は赤石牧場。主な勝ち鞍は2022年のイスラボニータ賞(一般C22 C31)。

経歴

デビュー前

堀井雅広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

6月26日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は442kg。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

7月4日、連闘で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月14日、中5週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

9月12日、中3週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で武士沢友治騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月2日、中2週で迎えた5戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

11月28日、中7週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（4戦0勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、4着に入り込んだ。

12月12日、中1週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（5戦0勝）。17頭立ての5番人気で大外17番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、6着に終わった。

3歳（2022年）

1月16日、中4週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

1月22日、連闘で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（6戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

2月13日、中2週で迎えた10戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 雨/良）に出走。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

4月13日、中7週で迎えた11戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、ヤエヤマブキ特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

5月3日、中2週で迎えた12戦目は、羊のまち侍・しべつ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に沈んだ。

5月26日、中2週で迎えた13戦目は、イスラボニータ賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のアルバトリアに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月12日、中6週で迎えた14戦目は、新ひだか夏まつり特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮崎光行騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

7月26日、中1週で迎えた15戦目は、日高町家畜自衛防疫組合特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮崎光行騎手（4戦1勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に終わった。