クリニクラウン（2006年生、母オスカル）

クリニクラウン（2006年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「小児病棟で道化師の姿で子供達を勇気付ける人」。毛色は鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時8歳）と交配したオスカルが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）藤原牧場。戦績は、地方23戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2010年の夕刊フジ賞(B2)。

経歴

デビュー前

曽和直栄厩舎（園田）へ入厩。

3歳（2009年）

4月14日、デビュー戦は川原正一騎手を鞍上に据えて、3歳C3（園田ダート1400m 雨/重）に出走。馬体重は470kg。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブンメイミズキに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月5日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、3歳C2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のカミノヘイローに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

5月27日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた3戦目は、3歳C1（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では少しずつ前との差を詰めて、最後は2着のヨシシゲユリカをアタマ差振り切って負け無しの3連勝を決めた。

4歳（2010年）

5月12日、約11か月半の休み明けで迎えた4戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

6月1日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上C1（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永島太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったマルハチヘラクレスに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

6月15日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上C1（姫路ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で永島太郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったヴイセヨオレタチに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月1日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（3戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のヒルズボスに1馬身1/4の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

7月21日、中2週で迎えた8戦目は、夕刊フジ賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（4戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のジェイドペスカを半馬身振り切って5勝目を手にした。

8月12日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上B2（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（5戦5勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

9月7日、中3週で迎えた10戦目は、ほととぎす賞（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（6戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上B2一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（7戦5勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

11月16日、中7週で迎えた12戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、椎堂特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が鈍り6着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた13戦目は、かんつばき賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松浦聡志騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で松浦聡志騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に終わった。

5歳（2011年）

1月12日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松浦聡志騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月3日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松浦聡志騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた17戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったクイックハンターに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

3月10日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は松浦聡志騎手（5戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた19戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

4月5日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

6月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

7月19日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で北野真弘騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。