トイガー（2016年生、母アクイレジア）

トイガー（2016年3月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「トラのような柄模様が特徴的なネコ」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時13歳）と交配したアクイレジアが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は高瀬牧場。2019年のレパードステークス(G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

村山明厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

7月7日、デビュー戦は森裕太朗騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1400m 曇/重）に出走。馬体重は526kg。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず10着に終わった。

9月29日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったレクスミノルに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

10月13日、中1週で迎えた3戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のノイーヴァに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

11月1日、中2週で迎えた4戦目は、2歳Jpn3の北海道2歳優駿（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

3歳（2019年）

3月17日、約4か月半の休養明けで迎えた5戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1800m 小雨/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

3月30日、中1週で迎えた6戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

5月18日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のイシュタルゲートを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

6月8日、中2週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの八王子特別（東京ダート2100m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

7月10日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳Jpn1のジャパンダートダービー（大井ダート2000m 曇/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で宮崎北斗騎手（2戦1勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

8月4日、中3週で迎えた10戦目は、3歳G3のレパードステークス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で宮崎北斗騎手（3戦1勝）。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

8月24日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスの瀬波温泉特別（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で宮崎北斗騎手（4戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のアフターバーナーを半馬身振り切って断然人気に応えた。

10月19日、中7週で迎えた12戦目は、3歳以上3勝クラスの赤富士ステークス（東京ダート2100m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で宮崎北斗騎手（5戦2勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

4歳（2020年）

8月2日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上3勝クラスの柳都ステークス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で宮崎北斗騎手（6戦2勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた14戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのTVh賞（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

11月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、3歳以上3勝クラスの栞ステークス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は宮崎北斗騎手（7戦2勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

2020年11月4日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

5歳（2021年）

1月7日、中9週で迎えた16戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、兵庫馬事畜産特別（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

1月28日、中2週で迎えた17戦目は、大柿一真騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の白鷺賞（姫路ダート2000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

6月10日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から23kg減らして迎えた18戦目は、山中悠希騎手を鞍上に迎えて、ジューン賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に敗れた。

7月20日、中5週で迎えた19戦目は、ハートビートサドル（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山中悠希騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

8月11日、中2週で迎えた20戦目は、千葉日報賞（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山中悠希騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

9月24日、中5週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた21戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、パンパスグラスオープン（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

10月7日、中1週で迎えた22戦目は、松本剛志騎手を鞍上に迎えて、小春特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

11月3日、中3週で迎えた23戦目は、渡瀬和幸騎手を鞍上に迎えて、おゝ浜のポン酢特別（園田ダート1870m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。