アップトゥイレヴン（2013年生、母タニノジャドール）

アップトゥイレヴン（2013年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「最大限度を超えて」。毛色は鹿毛。種牡馬のコンデュイット（当時8歳）と交配したタニノジャドールが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタッド。戦績は、中央平地8戦0勝、地方3戦1勝。主な勝ち鞍は2016年の3歳以上C2-6。

経歴

デビュー前

栗田博憲厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

12月19日、デビュー戦は石川裕紀人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、4着に入った。

3歳（2016年）

1月10日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

1月31日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で石川裕紀人騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に敗れた。

5月7日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

5月22日、中1週で迎えた5戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

6月25日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館芝2600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、超スローペースで馬群を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい11着に敗れた。

7月17日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい14着に敗れた。

8月20日、中4週で迎えた8戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

10月1日、中5週で迎えた9戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のレッドローズキングに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2017年）

3月25日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた10戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、サンライズ特選（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

4月30日、中4週で迎えた11戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に敗れた。