コマノルカン（2003年生、母リンデンジョオー）

コマノルカン（2003年2月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋鮫（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のボストンハーバー（当時9歳）と交配したリンデンジョオーが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）西川富岡牧場。戦績は、中央平地14戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年の醍醐特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

鮫島一歩厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

11月20日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は504kg。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のインディドライバーを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

12月11日、中2週で迎えた2戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、2歳G1の朝日杯フューチュリティステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。芝レース、G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

3歳（2006年）

8月19日、約8か月半の休養明けで迎えた3戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のスロトングスピリットで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のコパノスイジンに1馬身1/4の差をつけて久々の一戦を物にした。

10月1日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のSTV賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のフサイチバルドルに1馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

12月23日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg戻して迎えた5戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のクリスマスカップ（中山芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は勢いを失って13着に終わった。

4歳（2007年）

2月3日、中5週で迎えた6戦目は、4歳以上1600万下の山城ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、伸びてきたシルクトゥルーパー決め手に屈してクビ差の2着となった。

3月4日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のブラッドストーンステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

3月25日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた8戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の心斎橋ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

5月13日、中6週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた9戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の洛陽ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

9月29日、約4か月半の休み明けで迎えた10戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の芦屋川特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

10月7日、連闘で迎えた11戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の壬生特別（京都芝1200m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したマンテンハットに3/4馬身届かず2着に敗北した。

11月3日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の醍醐特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のコウユーキズナを3/4馬身振り切って制した。

12月2日、中3週で迎えた13戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の市川ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に敗れた。

5歳（2008年）

2月11日、中9週で迎えた14戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の山城ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。