カシノリュウセイ（1994年生、母トモリユウシンゲキ）

カシノリュウセイ（1994年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のシンウルフ（当時15歳）と交配したトモリユウシンゲキが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は釘田義教。戦績は、中央平地9戦1勝、地方27戦0勝。1996年のひまわり賞(オープン)に勝利した他、1996年の野路菊ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

須貝彦三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1996年）

7月13日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は474kg。18頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

8月31日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのひまわり賞（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のカノヤツバサをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

9月15日、中1週で迎えた3戦目は、須貝尚介騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの野路菊ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、最後はダークブルーと並んで3着同着となった。

9月28日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンのききょうステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

10月19日、中2週で迎えた5戦目は、2歳G2のデイリー杯3歳ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で須貝尚介騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

11月17日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、2歳G3の府中3歳ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で須貝尚介騎手（3戦0勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

12月15日、中3週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた7戦目は、2歳オープンの中京3歳ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で須貝尚介騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

3歳（1997年）

7月12日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から28kg戻して迎えた8戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の日南特別（小倉芝2000m 雨/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、超スローペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

4歳（1998年）

7月13日、約12か月の休み明けで迎えた9戦目は、えびの特別（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は須貝尚介騎手（5戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

7月20日、連闘で迎えた10戦目は、吉田隆三騎手を鞍上に迎えて、大隅特別（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月13日、中2週で迎えた11戦目は、高田大輔騎手を鞍上に迎えて、霧島賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月6日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上500万下の洛北特別（京都芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（1戦1勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

10月20日、中5週で馬体重を前走からさらに26kg増やして迎えた13戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、神無月特別（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

11月9日、中2週で迎えた14戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、せせらぎ特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた15戦目は、水車特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた16戦目は、和田高明騎手を鞍上に迎えて、一般B2 C1（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

12月28日、中1週で迎えた17戦目は、中島広美騎手を鞍上に迎えて、スポーツニッポン杯（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

5歳（1999年）

1月10日、中1週で迎えた18戦目は、めいほう杯（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中島広美騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた19戦目は、一般B2 C1（笠松ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は和田高明騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた20戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般C1ハ（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた21戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、一般C1ロ（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず10着に終わった。

5月9日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、永尾正則騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A2 B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

6月20日、中5週で馬体重を前走から19kg戻して迎えた23戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

7月20日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上A2 B1 B（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は永尾正則騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

6歳（2000年）

3月20日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた25戦目は、北村欣也騎手を鞍上に迎えて、5歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

4月15日、中3週で迎えた26戦目は、5歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は永尾正則騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

6月15日、中8週で迎えた27戦目は、笠田敏勝騎手を鞍上に迎えて、一般C1（中津ダート1620m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月17日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、一般C1（中津ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた29戦目は、一般C1（中津ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は永尾正則騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた30戦目は、櫻木英喜騎手を鞍上に迎えて、一般C1（中津ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた31戦目は、一般C2（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は永尾正則騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた32戦目は、森田直哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2（中津ダート1300m 雨/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた33戦目は、一般C1（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は永尾正則騎手（5戦0勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた34戦目は、一般C（中津ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は森田直哉騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月19日、中0週で迎えた35戦目は、下田雅晴騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた36戦目は、一般C1（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下田雅晴騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。