ダービーシャープ（1988年生、母ダービーメロディ）

ダービーシャープ（1988年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のヨシノスキー（当時12歳）と交配したダービーメロディが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道中川郡幕別町、生産者は（有）ダービースタッド。戦績は、中央平地16戦1勝2着2回、中央障害8戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1991年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

藤原敏文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1990年）

12月8日、デビュー戦は津曲浩二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では伸びあぐねて15着に敗れた。

3歳（1991年）

4月27日、約4か月半の休み明けで迎えた2戦目は、4歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で津曲浩二騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手が足りず12着に終わった。

5月26日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津曲浩二騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛進したが、ファイブゴールドに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

6月9日、中1週で迎えた4戦目は、横田雅博騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

6月29日、中2週で迎えた5戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

7月28日、中3週で迎えた6戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のナカミアンドレアを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

8月10日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手（1戦1勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の村上特別（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯沢誠治騎手（2戦1勝）。6頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

9月14日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯沢誠治騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

10月6日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた10戦目は、瀬古正明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1200m 小雨/良）に出走。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、3着を確保した。

10月20日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたスノーテグラ決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

11月10日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は蛯沢誠治騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

12月15日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に敗れた。

4歳（1992年）

5月24日、約5か月半の休み明けで迎えた14戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

7月26日、中8週で迎えた15戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内曇/良）に出走。鞍上は瀬古正明騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月1日、連闘で迎えた16戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で瀬古正明騎手（2戦0勝）。5頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月22日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で瀬古正明騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。11着に終わった。

8月29日、連闘で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で瀬古正明騎手（4戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた19戦目は、伊藤暢康騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

9月26日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。鞍上は瀬古正明騎手（5戦0勝）。6頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた21戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で瀬古正明騎手（6戦0勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月17日、連闘で迎えた22戦目は、鈴木勇騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。5頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったヒートウェイブから約20馬身差の2着となった。

11月8日、中2週で迎えた23戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木勇騎手（1戦0勝）。5頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。3着に敗れた。

11月15日、連闘で迎えた24戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木勇騎手（2戦0勝）。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。