コパカバーナ（2005年生、母カクテルリコ）

コパカバーナ（2005年2月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ブラジル・リオデジャネイロにある海岸名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時12歳）と交配したカクテルリコが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方18戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年の4歳以上D1一。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、諸江幸祐によって1,102.5万円で落札された。

小笠倫弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

11月18日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は428kg。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず12着に終わった。

3歳（2008年）

3月8日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

3月30日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい8着に敗れた。

6月8日、中9週で迎えた4戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

7月15日、中4週で迎えた5戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のジュライフラワー賞（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に敗れた。

8月31日、中6週で迎えた6戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月8日、中4週で迎えた7戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D6二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

10月23日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上D6四（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上D7二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上D5一（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（3戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のシャルマンに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月10日、中2週で迎えた11戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D2一（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上D1一（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松浦聡志騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（2009年）

1月2日、連闘で迎えた13戦目は、4歳以上D2一（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松浦聡志騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のラガートップランをクビ差振り切って制した。

1月14日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C5一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松浦聡志騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は減速してしまい12着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上C5二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で松浦聡志騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

2月19日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上D1一（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で松浦聡志騎手（5戦1勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のリキアイアチーブに1馬身3/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月11日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は下原理騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

4月3日、中2週で迎えた18戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、リキアイアチーブに交わされて1馬身半差の2着となった。

5月4日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上B2（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

5月14日、中0週で迎えた20戦目は、4歳以上B2一（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったヒットエンドランに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

6月2日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上B2一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上B2一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた23戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。