ゴールデンカイザー（2005年生、母ナイスエンジェル）

ゴールデンカイザー（2005年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「黄金の皇帝」。毛色は鹿毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時13歳）と交配したナイスエンジェルが8歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は野表俊一。戦績は、中央平地8戦0勝、中央障害24戦1勝2着3回、地方4戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年の障害3歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

大根田裕之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

10月20日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は470kg。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

11月23日、中4週で迎えた2戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた3戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って7着に敗れた。

3歳（2008年）

1月16日、中4週で迎えた4戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップアップル賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は赤木高太郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、ヤマニントップギアに交わされて1馬身半差の2着となった。

1月30日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦の広峰山特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したフジヤマワカムシャを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

2月6日、連闘で迎えた6戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップマンゴー賞（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で赤木高太郎騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のブルーアンビシャスに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の滝桜賞（福島ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい14着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた8戦目は、3歳500万下（京都芝1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は角田晃一騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

7月20日、中9週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の英彦山特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は赤木高太郎騎手（4戦1勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の青島特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は橋本美純騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

10月18日、中8週で迎えた12戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。10着に敗れた。

12月21日、中8週で迎えた13戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。7着に終わった。

4歳（2009年）

1月25日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月15日、中6週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた15戦目は、南井大志騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月2日、中6週で迎えた16戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は北沢伸也騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったハマノオラトリオから7馬身差の2着となった。

5月24日、中2週で迎えた17戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月6日、中1週で迎えた18戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で北沢伸也騎手（4戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月26日、中6週で迎えた19戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で北沢伸也騎手（5戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったエーシンサーフィンから7馬身差の2着に敗北した。

8月29日、中4週で迎えた20戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で北沢伸也騎手（6戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた21戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で北沢伸也騎手（7戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったマイネルテセウスから7馬身差の2着に敗北した。

10月4日、中1週で迎えた22戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は7戦連続で北沢伸也騎手（8戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、2着のシースピアーに3馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

11月1日、中3週で迎えた23戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は8戦連続で北沢伸也騎手（9戦1勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月29日、中3週で迎えた24戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。6着に終わった。

5歳（2010年）

4月4日、約4か月の休養明けで迎えた25戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝3140m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月4日、約3か月の休み明けで迎えた26戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 晴）に出走。鞍上は北沢伸也騎手（10戦1勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた27戦目は、J・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は南井大志騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。12着に終わった。

6歳（2011年）

1月30日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた28戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は北沢伸也騎手（11戦1勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。6着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた29戦目は、淀ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3760m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（12戦1勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた30戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 晴）に出走。鞍上は南井大志騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月3日、中4週で迎えた31戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝3140m 曇/良）に出走。鞍上は北沢伸也騎手（13戦1勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月1日、中3週で迎えた32戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月13日、約3か月半の休養明けで迎えた33戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は北沢伸也騎手（14戦1勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月18日、中8週で迎えた34戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップキューピット賞（名古屋ダート1900m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

11月5日、中2週で迎えた35戦目は、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は北沢伸也騎手（15戦1勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月27日、中2週で迎えた36戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（16戦1勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。