パッションロード（2009年生、母メイプルロード）

パッションロード（2009年2月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「情熱＋母名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のファンタスティックライト（当時13歳）と交配したメイプルロードが10歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）成隆牧場。戦績は、中央平地11戦0勝、地方16戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年の3歳。

経歴

デビュー前

ターファイトクラブにて総額1,500万円（7.5万×200口）で一口馬主が募集された。

田所秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

8月21日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（小倉芝1200m 曇/重）に出走。馬体重は442kg。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

9月11日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（2戦0勝）。17頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

12月25日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、2歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で酒井学騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

3歳（2012年）

1月29日、中4週で迎えた5戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた6戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着を確保した。

3月3日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず9着に敗れた。

3月24日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

4月14日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい9着に終わった。

5月27日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に敗れた。

7月7日、中5週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた11戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。

9月12日、中9週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた12戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきり、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のオルカに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月9日、中3週で迎えた13戦目は、一般C2三（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったカシノダイナマイトにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

11月6日、中3週で迎えた14戦目は、一般C2七八（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定のハンデ戦の彩の国黒豚賞（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天賦の負けん性を発揮してゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2三四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

4歳（2013年）

1月17日、中4週で迎えた17戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（浦和ダート1500m 曇/不良）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

1月30日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2九十十一（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は坂井英光騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

3月20日、中6週で迎えた19戦目は、一般C2八（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（6戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

10月30日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた20戦目は、「船橋屋田久保」食欲の秋!船橋らーめん賞（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（7戦1勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

11月22日、中2週で迎えた21戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、彩の国地鶏タマシャモ賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

12月12日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般C3（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は坂井英光騎手（8戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

12月26日、中1週で迎えた23戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の一般C2十 C3一（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

5歳（2014年）

2月19日、中7週で迎えた24戦目は、一般C3六七八（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は坂井英光騎手（9戦1勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

3月26日、中4週で迎えた25戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、一般C3七八（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

4月15日、中2週で迎えた26戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、一般C3十十一十二（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。

4月30日、中1週で迎えた27戦目は、一般C3八九（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で川島正太郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。