エリースコール（2015年生、母ウルフコール）

エリースコール（2015年3月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋豪雨などを伴う突発的な風」。毛色は鹿毛。種牡馬のスターリングローズ（当時18歳）と交配したウルフコールが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は谷藤弘美。主な勝ち鞍は2019年の4歳C3。

経歴

デビュー前

1歳のとき、谷藤弘美から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、谷川正純によって129.6万円で落札された。

青木孝文厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2018年）

3月31日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

6月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

8月5日、中6週で迎えた3戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 雨/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

9月2日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、沖静男騎手を鞍上に迎えて、3歳B10（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のスターソフィアに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月18日、中1週で迎えた5戦目は、一般C2七（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で沖静男騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のエイシンペガサスをアタマ差振り切って2勝目を手にした。

10月2日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2三（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で沖静男騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフォーチュンカムズに約15馬身の大差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月22日、中6週で迎えた7戦目は、岡田大騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。

12月26日、中4週で迎えた8戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の滑川ため池いっぱい谷津田米賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

4歳（2019年）

1月10日、中1週で迎えた9戦目は、4歳C3（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のファイティングスピリットで渋太く粘り続けて、最後は2着のキサラギコマチをアタマ差振り切って4勝目をつかんだ。

2月1日、中2週で迎えた10戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

3月1日、中3週で迎えた11戦目は、頑張れ吉田大輔!地獄の3月を乗り越えろ賞（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

3月15日、中1週で迎えた12戦目は、無敗の17連勝記念（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

4月5日、中2週で迎えた13戦目は、川崎沖縄県人会杯（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

5月14日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、雷光賞（川崎ダート900m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（5戦1勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた15戦目は、拜原靖之騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一十二十三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

11月8日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から29kg増やして迎えた16戦目は、半澤慶実騎手を鞍上に迎えて、一般C3二三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

11月28日、中2週で迎えた17戦目は、一般C3二（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は岡田大騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。