トーセンラピュタ（2004年生、母ミヤビサクラコ）

トーセンラピュタ（2004年4月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋天空の島」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時12歳）と交配したミヤビサクラコが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はヴェルサイユファーム（株）。戦績は、中央平地5戦1勝。主な勝ち鞍は2006年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

12歳のとき、島川隆哉から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

森秀行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

6月17日、デビュー戦はG.ボス騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は476kg。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のアドマイヤデュークに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

9月3日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から30kg増やして迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の新潟2歳ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず14着に敗れた。

9月30日、中3週で迎えた3戦目は、L.イネス騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの芙蓉ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

10月14日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、牝馬限定2歳500万下のサフラン賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でL.イネス騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

3歳（2007年）

8月25日、約10か月半の休養明けで迎えた5戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の新発田城特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって13着に敗れた。