カルミネイション（2022年生、母フロレンティナ）

カルミネイション（2022年3月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「集大成。母の産駒の集大成としての活躍を願って」。毛色は栗毛。種牡馬のビッグアーサー（当時11歳）と交配したフロレンティナが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は有限会社ビクトリーホースランチ。

経歴

デビュー前

緒方努厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

6月9日、デビュー戦は菱田裕二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 小雨/良）に出走。馬体重は426kg。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、エメラヴィに交わされて2馬身半差の2着となった。

7月6日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

7月14日、連闘で迎えた3戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に終わった。

11月2日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、柴田裕一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1200m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田裕一郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

3歳（2025年）

2月23日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、6着に終わった。

3月16日、中2週で迎えた7戦目は、吉村誠之助騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

6月15日、約3か月の休み明けで迎えた8戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。

7月12日、中1週で迎えた10戦目は、森田誠也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

7月26日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、和田陽希騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

2025年8月12日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

12月2日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた12戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（大井ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く12着に敗れた。