マリアヴェロニカ（2008年生、母マリアヴァレリア）

マリアヴェロニカ（2008年3月31日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「母名の一部＋小惑星名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時10歳）と交配したマリアヴァレリアが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地8戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

8歳のとき、ノーザンファームから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、コスモヴューファームによって810万円で落札された。

サンデーサラブレッドクラブにて総額2,000万円（50万×40口）で一口馬主が募集された。

堀宣行厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

4月3日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は434kg。18頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、伸びてきたテンペル決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

4月23日、中2週で迎えた2戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1800m 雨/稍重）に出走。18頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月4日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のピカソをアタマ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

10月22日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg戻して迎えた4戦目は、3歳以上500万下（東京芝1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦1勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマイネルグラードをクビ差振り切って休養明け初戦をモノにした。

11月12日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋脩騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上1000万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石橋脩騎手（4戦2勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

4歳（2012年）

8月18日、約9か月の休養明けで迎えた7戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚を伸ばせず16着に敗れた。

12月16日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の長良川特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。最後は脚勢が悪くなり17着に敗れた。