イロエンピツ（2018年生、母イロジカケ）

イロエンピツ（2018年4月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「色鉛筆」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアーネストリー（当時13歳）と交配したイロジカケが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は熊本県、生産者は本田土寿。戦績は、中央平地3戦0勝。2021年のたんぽぽ賞(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

大根田裕之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

8月15日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

8月22日、連闘で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月29日、連闘で迎えた3戦目は、2歳オープンのひまわり賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。17頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

9月26日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、2歳未勝利（中京ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

10月17日、中2週で迎えた5戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

12月26日、中9週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

3歳（2021年）

1月26日、中3週で迎えた7戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のノカイドウ特別（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のシーフードパイセンに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月25日、中3週で迎えた8戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のたんぽぽ賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミスターウラノフに約11馬身の大差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

8月11日、約5か月半の休み明けで迎えた9戦目は、霧島賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で飛田愛斗騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた10戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの西海賞（小倉芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

9月5日、連闘で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスの筑後川特別（小倉芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

12月26日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

4歳（2022年）

1月23日、中3週で迎えた13戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で難波剛健騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月3日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスの西部スポニチ賞（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

8月4日、中4週で迎えた15戦目は、地方重賞の霧島賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（5戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

2021年8月18日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。

12月4日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた16戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 曇/良）に出走。鞍上は難波剛健騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月25日、中2週で迎えた17戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で難波剛健騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

5歳（2023年）

1月22日、中3週で迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で難波剛健騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月17日、約5か月の休養明けで迎えた19戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で難波剛健騎手（5戦0勝）。5頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月16日、中8週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた20戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、霧島賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

2021年8月18日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。

10月21日、中8週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた21戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/稍重）に出走。鞍上は難波剛健騎手（6戦0勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

2023年10月27日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。