ペスカネラ（2014年生、母ピーチドラフト）

ペスカネラ（2014年3月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「桃（伊）＋黒（伊）。父名、母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時13歳）と交配したピーチドラフトが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は斉藤安行。主な勝ち鞍は2017年の久多特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

松下武士厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

12月24日、デビュー戦は松若風馬騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。馬体重は430kg。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3歳（2017年）

1月8日、中1週で迎えた2戦目は、V.シュミノー騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 小雨/良）に出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

3月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は松若風馬騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。逃げを打ち、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて、最後は2着のウニオミュスティカを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

4月8日、中1週で迎えた4戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた5戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

6月18日、中7週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

7月2日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で国分優作騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では非凡な末脚を発揮し、3着に入った。

7月15日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下のマカオジョッキークラブトロフィー（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で国分優作騎手（3戦0勝）。17頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、伸びてきたチトニア決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

8月6日、中2週で迎えた9戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の筑紫特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のタイセイブレークに1馬身1/4の差をつけて2勝目を挙げた。

9月17日、中5週で迎えた10戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の初風特別（中山芝1200m 外回り雨/重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

10月7日、中2週で迎えた11戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の久多特別（京都芝1400m 外回り曇/重）に出走。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のオメガタックスマンをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

10月22日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上1600万下の桂川ステークス（京都芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は国分優作騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に敗れた。

12月28日、中9週で迎えた13戦目は、3歳以上1600万下の2017ファイナルステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦1勝）。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が衰えて14着に敗れた。

4歳（2018年）

4月8日、約3か月半の休み明けで迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の大阪―ハンブルクカップ（阪神芝1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は高倉稜騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では決め手が足りず9着に終わった。

6月3日、中7週で迎えた15戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の由比ヶ浜特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

6月24日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の皆生特別（阪神芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって13着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の有松特別（中京芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は高倉稜騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

8月19日、中5週で迎えた18戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の戸畑特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、5着に終わった。

8月26日、連闘で迎えた19戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の別府特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したファミーユボヌールにクビ差届かず2着に惜敗した。

9月29日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の芦屋川特別（阪神芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

10月20日、中2週で迎えた21戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の壬生特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に敗れた。

12月15日、中7週で迎えた22戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての14番人気で大外17番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

5歳（2019年）

1月5日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

2月23日、中6週で迎えた24戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の周防灘特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

4月6日、中5週で迎えた25戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の吾妻小富士賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

5月26日、中6週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の御池特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して9番手で通過。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

6月26日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた27戦目は、永井孝典騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A2（園田ダート1230m 曇/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

7月17日、中2週で迎えた28戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、盛夏特別（園田ダート1230m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた29戦目は、葉月特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

8月28日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた30戦目は、山田錦で乾杯（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

9月25日、中3週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた31戦目は、丹波篠山黒豆特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は永井孝典騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

11月7日、中5週で迎えた32戦目は、長谷部駿弥騎手を鞍上に迎えて、香美町松葉ガニ特別（園田ダート1870m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見所を作れず11着に終わった。