テイエムサウスポー（1998年生、母テイエムメデル）

テイエムサウスポー（1998年5月14日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時13歳）と交配したテイエムメデルが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）杵臼牧場。戦績は、中央平地17戦2勝2着2回。2000年の京王杯3歳ステークス(G2)に勝利した他、2000年のデイリー杯3歳ステークス(G2)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

柴田光陽厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2000年）

8月13日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。17頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では異次元の末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のスギノタイコウに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月3日、中2週で迎えた2戦目は、2歳G3の小倉3歳ステークス（小倉芝1200m 雨/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦1勝）。17頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったリキセレナードに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

10月14日、中5週で迎えた3戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、2歳G2のデイリー杯3歳ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したフジノテンビーを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

11月11日、中3週で迎えた4戦目は、2歳G2の京王杯3歳ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして、最後は2着のネイティヴハートを半馬身振り切って初の重賞タイトルを手に入れた。

12月10日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、2歳G1の朝日杯3歳ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（3戦2勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

3歳（2001年）

4月22日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、3歳オープンの端午ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に58kgの斤量を背負って出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（4戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた7戦目は、3歳G1のNHKマイルカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（5戦2勝）。18頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、6着に終わった。

5月27日、中2週で迎えた8戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で和田竜二騎手（6戦2勝）。18頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。端をきる形となり、後続との差を5馬身以上キープして、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい18着に終わった。

4歳（2002年）

11月24日、約18か月の休み明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた9戦目は、アンドロメダステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で和田竜二騎手（7戦2勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

12月22日、中3週で迎えた10戦目は、2002ファイナルステークス（阪神芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

5歳（2003年）

1月5日、中1週で迎えた11戦目は、ハンデG3の京都金杯（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

2月9日、中4週で迎えた12戦目は、ハンデG3のシルクロードステークス（京都芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

3月2日、中2週で迎えた13戦目は、G3の阪急杯（阪神芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（8戦2勝）。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた14戦目は、東風ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（9戦2勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

3月30日、連闘で迎えた15戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、G1の高松宮記念（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

4月13日、中1週で迎えた16戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの福島民報杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

10月4日、約6か月の休み明けで迎えた17戦目は、ポートアイランドステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（10戦2勝）。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。