ダイタクシードゥ（1998年生、母ストームサンデー）

ダイタクシードゥ（1998年5月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時6歳）と交配したストームサンデーが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）雅牧場。戦績は、中央平地19戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2002年のインディアトロフィー(500万下)。

経歴

デビュー前

12歳のとき、太陽ファームから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

石坂正厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

7月15日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

9月2日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

10月7日、中4週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた4戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したキャリードリームに半馬身届かず2着に敗北した。

10月14日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のオテンバミヨチャンを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

4歳（2002年）

6月15日、約8か月の休み明けで迎えた6戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の南港特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて8着に終わった。

7月13日、中3週で迎えた7戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の日田特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、5着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下のインディアトロフィー（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線に入ると、前で粘るフミノトップヒルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月2日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の高千穂特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

9月22日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で福永祐一騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月20日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で福永祐一騎手（4戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、6着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた12戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場なく9着に敗れた。

5歳（2003年）

3月29日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた13戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の御在所特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

4月20日、中2週で迎えた14戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、伸びてきたシャコーブラザーズ決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

5月11日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた16戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の松浜特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

6月15日、中2週で迎えた17戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1800m 曇/重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

6月28日、中1週で迎えた18戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の遊楽部特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

7月13日、中1週で迎えた19戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。