ラフェニーチェ（2003年生、母オットム）

ラフェニーチェ（2003年4月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「不死鳥（伊）。ベネチアにある名門オペラハウスの名。父名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のテイエムオペラオー（当時7歳）と交配したオットムが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は土田扶美子。戦績は、中央平地5戦0勝、地方9戦1勝。主な勝ち鞍は2006年の一般C3-4。

経歴

デビュー前

ターファイトクラブにて総額1,000万円（10万×100口）で一口馬主が募集された。

浅見秀一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2006年）

1月28日、デビュー戦は上野翔騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は434kg。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

5月14日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、柄崎将寿騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

8月12日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた3戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

9月10日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は柄崎将寿騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

9月30日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柄崎将寿騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

11月12日、中5週で馬体重を前走から15kg戻して迎えた6戦目は、鬼束亮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のルピナス賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

11月26日、中1週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた7戦目は、石川の米は最高にウマいで賞（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鬼束亮騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。

12月10日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定戦のポインセチア賞（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で鬼束亮騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3-4（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で鬼束亮騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサプライズアゲンに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2007年）

1月2日、連闘で迎えた10戦目は、シクラメン賞（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で鬼束亮騎手（4戦1勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

2月16日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた11戦目は、川崎義和騎手を鞍上に迎えて、矢澤公朗・めぐみ結婚記念（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月1日、中1週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた12戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の一般C17（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

4月8日、中4週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた13戦目は、一般C1-4（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鬼束亮騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた14戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、プロキオン特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に終わった。