フジミバチカン（1985年生、母フジミシゲル）

フジミバチカン（1985年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のターネンバーグ（当時10歳）と交配したフジミシゲルが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）小岩ファーム。戦績は、中央平地18戦1勝2着1回、地方4戦0勝2着2回。主な勝ち鞍は1988年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

中尾銑治厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1988年）

2月7日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

3月19日、中3週で迎えた3戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

4月10日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、勝ったメジロバイユーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月1日、中2週で迎えた5戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のフジノリュウジンに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

5月28日、中3週で迎えた6戦目は、4歳400万下の桐花賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は岡部幸雄騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

6月18日、中2週で迎えた7戦目は、4歳400万下（福島ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（4戦0勝）。5頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい4着に敗れた。

7月10日、中2週で迎えた8戦目は、4歳400万下（福島ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は蛯沢誠治騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

7月30日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下の天童特別（福島ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手（2戦0勝）。6頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず3着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で蛯沢誠治騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバテてしまい最後はナカゾネオーと並んで11着同着となった。

9月4日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で蛯沢誠治騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上400万下のおけさ特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で蛯沢誠治騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

10月16日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上400万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手（1戦1勝）。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

11月12日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は蛯沢誠治騎手（6戦0勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

4歳（1989年）

2月26日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、5歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（5戦0勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

8月13日、約5か月半の休養明けで迎えた16戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の石打特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい7着に終わった。

9月3日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上400万下（新潟ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

9月24日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上400万下（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（6戦0勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

12月29日、約3か月の休み明けで迎えた19戦目は、大隅三喜男騎手を鞍上に迎えて、一般A2 B1（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5歳（1990年）

1月8日、中0週で迎えた20戦目は、せんりょう特別（宇都宮ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大隅三喜男騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったエルブランコからアタマ差の2着となった。

1月23日、中1週で迎えた21戦目は、大黒特別（足利ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大隅三喜男騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったカツチトセから半馬身差の2着となった。

2月8日、中1週で迎えた22戦目は、初午特別（宇都宮ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で大隅三喜男騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。