カサノバダンディ（1997年生、母ダンスチャーマー）

カサノバダンディ（1997年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のトニービン（当時14歳）と交配したダンスチャーマーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地11戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2000年のべにばな賞(500万下)。

経歴

デビュー前

栗田博憲厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2000年）

2月26日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は514kg。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見事な伸び脚で驀進したが、勝ったスギノフォルモーザにねじ伏せられて7馬身差の2着に敗北した。

3月12日、中1週で迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（中山ダート1800m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のオリエンタルサンをクビ差振り切って初白星を挙げた。

4月9日、中3週で迎えた3戦目は、4歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

6月4日、中7週で迎えた4戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のロベリア賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、勝ったロイスジュニアにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

6月24日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下のべにばな賞（東京芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るメジロヴィーナスを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

8月12日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の行川特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

9月17日、中4週で迎えた7戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に敗れた。

10月7日、中2週で迎えた8戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の本栖湖特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

11月5日、中3週で迎えた9戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 晴/良）に48kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

11月26日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下のオリエンタル賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、6着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下の香取特別（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。