エクラヴァンクール（2004年生、母スイートウインク）

エクラヴァンクール（2004年4月4日）は、日本の競走馬、種牡馬。馬名の意味は「輝く勝利者（仏）」。毛色は栗毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時19歳）と交配したスイートウインクが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は野島牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方12戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2010年の一般C24。

経歴

デビュー前

当歳のとき、野島牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

野島三喜雄厩舎（名古屋）へ入厩。

3歳（2007年）

11月14日、デビュー戦は岡部誠騎手を鞍上に据えて、一般C36（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は506kg。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では電光石火の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた2戦目は、DOUBLEよし乃誕生日記念（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

4歳（2008年）

3月17日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般C31（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、ステップザビートに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

7月14日、約4か月の休み明けで迎えた4戦目は、一般C22（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスズカノアコガレに8馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月6日、中2週で迎えた5戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったハードインパルスに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5歳（2009年）

4月26日、約9か月の休み明けで迎えた6戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。

6歳（2010年）

10月24日、約18か月の休養明けで迎えた7戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて16着に終わった。

12月4日、中5週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って13着に終わった。

12月31日、中3週で迎えた9戦目は、藤原良一騎手を鞍上に迎えて、一般C24（名古屋ダート800m 曇/重）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のタイガーバローズに1馬身半の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

7歳（2011年）

1月28日、中3週で迎えた10戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原良一騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったタイガーバローズに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6月20日、約5か月の休み明けで迎えた11戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で藤原良一騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

10月5日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤原良一騎手（3戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のサンデープリティーに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月16日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で藤原良一騎手（4戦2勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

11月29日、中1週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた14戦目は、一般C21（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で藤原良一騎手（5戦2勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着を確保した。

12月6日、連闘で迎えた15戦目は、小田幸平やりましたーっ!!特別（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で藤原良一騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。