ハヤブサペコムスメ（2017年生、母ハヤブサペコチャン）

ハヤブサペコムスメ（2017年3月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+母名より+長女」。毛色は栗毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時21歳）と交配したハヤブサペコチャンが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はグランド牧場。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

尾形和幸厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

6月22日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館ダート1000m 雨/稍重）に出走。馬体重は440kg。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端をきる形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、3着に入った。

7月14日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

10月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のシルバージャックに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（2020年）

2月8日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

3月15日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず11着に敗れた。

3月31日、中1週で迎えた7戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

6月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るガビーズメモリーを豪脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月5日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラスの噴火湾特別（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

10月18日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの妙高特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は一杯になって15着に終わった。

4歳（2021年）

1月30日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの有田特別（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

5月9日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラスの邁進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は丹内祐次騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月10日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（函館ダート1000m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスの立待岬特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（3戦0勝）。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

9月16日、中7週で迎えた15戦目は、桜井光輔騎手を鞍上に迎えて、明鏡止水賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、コパノキャリーにクビ差交わされて2着となった。

10月14日、中3週で迎えた16戦目は、才華爛発賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桜井光輔騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では全く伸びず10着に敗れた。

11月11日、中3週で迎えた17戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、猪突猛進賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に敗れた。

12月15日、中4週で迎えた18戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、開設11周年記念ジョイホース横浜賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

5歳（2022年）

1月1日、中1週で迎えた19戦目は、迎春賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤江渉騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

1月11日、中0週で迎えた20戦目は、酒々井スプリント（船橋ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤江渉騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。