ウィルオレオール（2022年生、母カゼノボレロ）

ウィルオレオール（2022年4月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名(人名より)+後光」。毛色は鹿毛。種牡馬のレッドベルジュール（当時5歳）と交配したカゼノボレロが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は風ノ丘ファーム。2025年のブルーバードカップ(Jpn3)で3着に入った他、2024年の平和賞に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

小国博行厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2024年）

5月1日、デビュー戦は石川倭騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るハーフブルーを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

5月30日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ1（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（1戦1勝）。6頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったベラジオゼロをクビ差捉え切れず2着となった。

6月19日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンの栄冠賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川倭騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したベラジオゼロを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

8月18日、2歳オープンのクローバー賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で石川倭騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

9月11日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、2歳オープンのブルーサファイア特別（門別ダート1700m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で石川倭騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のパルヴェニューを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

10月30日、中6週で迎えた6戦目は、2歳オープンの平和賞（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で石川倭騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のガバナビリティーをクビ差振り切ってファンの高評価に応えた。

12月11日、中5週で迎えた7戦目は、2歳Jpn1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で石川倭騎手（6戦3勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

3歳（2025年）

1月22日、中5週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた8戦目は、3歳Jpn3のブルーバードカップ（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で石川倭騎手（7戦3勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月26日、中8週で迎えた9戦目は、3歳Jpn2の京浜盃（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で石川倭騎手（8戦3勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

5月1日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、3歳オープンの北斗盃（門別ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で石川倭騎手（9戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ソルジャーフィルドにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

6月11日、中5週で迎えた11戦目は、3歳Jpn1の東京ダービー（大井ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で石川倭騎手（10戦3勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に敗れた。

7月24日、中5週で迎えた12戦目は、3歳オープンの王冠賞（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で石川倭騎手（11戦3勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

9月18日、中7週で迎えた13戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの秋の鞍（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。