パロットビーク（2018年生、母クリアンサス）

パロットビーク（2018年1月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「花の名前。クリアンサスの別名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時17歳）と交配したクリアンサスが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は(有)社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額2,000万円（50万×40口）で一口馬主が募集された。

松永幹夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2021年）

1月10日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

3月14日、中8週で迎えた2戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/不良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では稲妻の如き末脚を発揮し、3着に入った。

3月27日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で角田大和騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月25日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で角田大和騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のカイマナリノを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

6月12日、中6週で迎えた5戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月11日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で川又賢治騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず11着に終わった。

11月6日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は角田大和騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアイアムスゴスギルに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

12月4日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で角田大和騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた9戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

4歳（2022年）

1月16日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は角田大和騎手（5戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、伸びてきたルーリング決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

2月6日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で角田大和騎手（6戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。

4月16日、中9週で迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で角田大和騎手（7戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一気に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のアルバミノルをアタマ差振り切って2勝目をゲットした。

5月14日、中3週で迎えた13戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中京ダート1200m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦し、5着を確保した。

7月16日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの糸島特別（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

10月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は角田大河騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

12月11日、中9週で迎えた16戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの夙川特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。

5歳（2023年）

2月19日、中9週で迎えた17戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの伊万里特別（小倉ダート1000m 晴/不良）に出走。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、5着に終わった。

3月18日、中3週で迎えた18戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

5月13日、中7週で迎えた19戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 雨/良）に出走。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

7月15日、中8週で迎えた20戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの米沢特別（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったエコロアイに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

8月13日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上2勝クラスの浦佐特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月22日、中9週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの妙高特別（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

11月18日、中3週で迎えた23戦目は、3歳以上2勝クラスの西郷特別（福島ダート1150m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で石橋脩騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮戦したが、抜け出したアイファーシアトルを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

6歳（2024年）

2月24日、約3か月半の休み明けで迎えた24戦目は、A.A.ルメートル騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に敗れた。

2024年2月28日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。