タイガークラウン（2011年生、母フレンドリーステラ）

タイガークラウン（2011年5月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「虎＋王冠」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のバゴ（当時10歳）と交配したフレンドリーステラが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ムラカミファーム。主な勝ち鞍は2015年の3歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

大橋勇樹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2014年）

4月19日、デビュー戦は小林徹弥騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。17頭立ての9番人気で18番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入った。

5月3日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

7月12日、中9週で迎えた3戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって11着に敗れた。

7月19日、連闘で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のエスケイキングを半馬身振り切って初白星を挙げた。

4歳（2015年）

1月31日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦1勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

2月15日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で太宰啓介騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

5月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のウォーターショパンを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

10月12日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（5戦1勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

11月15日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入った。

12月5日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（6戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のロードプレステージをハナ差振り切って3勝目をゲットした。

12月27日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（7戦2勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、グングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のトラキチシャチョウに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5歳（2016年）

3月26日、約3か月の休養明けで迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の甲南ステークス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（8戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上1600万下の梅田ステークス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

10月8日、約6か月の休養明けで迎えた16戦目は、3歳以上1600万下の平城京ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（9戦3勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の御陵ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（10戦3勝）。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は力尽きて12着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上1600万下の観月橋ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（11戦3勝）。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上1600万下の花園ステークス（京都ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（12戦3勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく6着に終わった。

12月24日、中3週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の摩耶ステークス（阪神ダート1800m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で太宰啓介騎手（13戦3勝）。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

6歳（2017年）

1月5日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上1600万下の初夢ステークス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で太宰啓介騎手（14戦3勝）。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

12月2日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた22戦目は、3歳以上1600万下の御影ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で太宰啓介騎手（15戦3勝）。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい14着に終わった。

12月10日、連闘で迎えた23戦目は、3歳以上1600万下の堺ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で太宰啓介騎手（16戦3勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

7歳（2018年）

1月25日、中6週で迎えた24戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、初夢賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したブルージェットにクビ差届かず2着となった。

2月22日、中3週で迎えた25戦目は、紅梅賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた26戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、スプリングタイム賞（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた27戦目は、花月賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、ザンブローネに半馬身交わされて2着に敗北した。

4月17日、中2週で迎えた28戦目は、アーバンステージ卯月賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

5月24日、中4週で迎えた29戦目は、プレアデス賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた30戦目は、ムーンストーン賞（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（5戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るアクティフをハナ差だけ差し切って久方ぶりに勝利を挙げた。

9月19日、約3か月半の休養明けで迎えた31戦目は、セプテンバー賞（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（6戦1勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、5着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた32戦目は、TOKYO TWINKLE MAP賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で矢野貴之騎手（7戦1勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく10着に敗れた。

10月30日、中2週で迎えた33戦目は、保園翔也騎手を鞍上に迎えて、品川かえで賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた34戦目は、晩秋賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（8戦1勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

12月3日、中2週で迎えた35戦目は、ブルージルコン賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は保園翔也騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて14着に終わった。

12月29日、中3週で迎えた36戦目は、SEGAスターホース賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で保園翔也騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

8歳（2019年）

2月6日、中5週で迎えた37戦目は、フェブラリー賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で保園翔也騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず15着に終わった。

3月7日、中3週で迎えた38戦目は、スプリングタイム賞（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で保園翔也騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた39戦目は、横川怜央騎手を鞍上に迎えて、若葉賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。