ハリーダンカン（2003年生、母オールダンシーズ）

ハリーダンカン（2003年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋人名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のメイショウドトウ（当時7歳）と交配したオールダンシーズが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）三嶋牧場。戦績は、中央平地17戦0勝2着5回、地方2戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年のゼウス特別(C2-1)。

経歴

デビュー前

鹿戸幸治厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

11月27日、デビュー戦は渡辺薫彦騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は488kg。18頭立ての4番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、勝ったチェリーストームにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

12月10日、中1週で迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したテンシノゴールドを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

12月25日、中1週で迎えた3戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

3歳（2006年）

1月21日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

3月5日、中5週で迎えた5戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

3月26日、中2週で迎えた6戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた7戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 小雨/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したブレイズワンにアタマ差届かず2着に甘んじた。

5月13日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したニホンピロレガーロを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月10日、中3週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（中京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岩田康誠騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、勝ったイブキドミナーレにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

7月1日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で岩田康誠騎手（4戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

9月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、3歳戦のききょう賞（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で岩田康誠騎手（5戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、プルーヴドメリトに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

10月4日、中2週で迎えた13戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のゼウス特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のリバイブに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月5日、中4週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦1勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて11着に敗れた。

12月3日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

12月24日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた16戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

4歳（2007年）

2月4日、中5週で迎えた17戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

2月17日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（京都芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

5歳（2008年）

10月25日、約20か月半の休み明けで迎えた19戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。