コインドグラス（1994年生、母アサクサトレツカ）

コインドグラス（1994年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のコインドシルバー（当時20歳）と交配したアサクサトレツカが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は越田牧場。戦績は、中央平地12戦0勝2着1回、地方2戦1勝。主な勝ち鞍は1997年の紅花特別。

経歴

デビュー前

斉藤義美厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1996年）

6月8日、デビュー戦は加藤和宏騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず4着に終わった。

6月15日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた3戦目は、3歳新馬（札幌芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず8着に終わった。

3歳（1997年）

2月22日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、合谷喜壮騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた5戦目は、斉藤博美騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月23日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤博美騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

5月3日、中5週で迎えた7戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のゴールデンシリーズ第3戦（新潟(地)ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月8日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったリキアイタイヨーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

6月29日、中2週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

8月9日、中5週で迎えた10戦目は、久保田英敬騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1700m 小雨/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

8月23日、中1週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で久保田英敬騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

9月6日、中1週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は内田浩一騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

9月14日、連闘で迎えた13戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は久保田英敬騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

10月7日、中2週で迎えた14戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の紅花特別（上山ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のデルマナースに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。