テーオーキング（2001年生、母マルゼンファイター）

テーオーキング（2001年3月31日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「馬主のイニシャル＋王」。毛色は鹿毛。種牡馬のオース（当時5歳）と交配したマルゼンファイターが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は中本隆志。戦績は、中央平地35戦2勝2着5回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2007年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中本隆太郎から「北海道8月市場サラブレッド1歳」と「北海道10月市場サラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

鹿戸幸治厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

12月28日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったアイファーフクオーに詰め切れず、約12馬身差の2着となった。

3歳（2004年）

1月17日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

2月1日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

3月13日、中5週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

4月3日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（4戦0勝）。18頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

5月9日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で熊沢重文騎手（5戦0勝）。18頭立ての8番人気で17番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコスモアンビションに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月5日、中3週で迎えた7戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の白藤賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入った。

7月3日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の南港特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（6戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4歳（2005年）

1月16日、約6か月半の休養明けで迎えた9戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（7戦1勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はバテてしまい14着に敗れた。

1月30日、中1週で迎えた10戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の筑前特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて6着に敗れた。

2月27日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（8戦1勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ジップにクビ差交わされて2着となった。

3月12日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は失速してしまい11着に敗れた。

3月27日、中1週で迎えた13戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で大外18番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

4月24日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（9戦1勝）。18頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

9月4日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた15戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1500m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

10月2日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた16戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

10月23日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（10戦1勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた18戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

12月11日、中4週で迎えた19戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は失速してしまい13着に終わった。

5歳（2006年）

2月5日、中7週で迎えた20戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の鳥栖特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では今一つ伸び切れず17着に終わった。

4月1日、中7週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下の飯盛山特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

5月7日、中4週で迎えた22戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り雨/稍重）に出走。18頭立ての18番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

5月28日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊地昇吾騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着を確保した。

6月17日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下の洛南特別（京都芝1600m 外回り雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊地昇吾騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。

7月15日、中3週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で菊地昇吾騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

10月31日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた26戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、プラタナス賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

11月18日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたホウシュウムサシ決め手に屈してクビ差の2着となった。

12月3日、中1週で迎えた28戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では印象的な伸び脚で驀進したが、インスパイアにクビ差交わされて2着となった。

12月23日、中2週で迎えた29戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では弾けるような伸びを見せたが、エイティフローに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

6歳（2007年）

1月20日、中3週で迎えた30戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、きっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のダノンシャトルに1馬身半の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

2月17日、中3週で迎えた31戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 雨/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に敗れた。

3月10日、中2週で迎えた32戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は塚田祥雄騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた33戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の四国新聞杯（阪神ダート1800m 晴/不良）に出走。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた34戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。

10月20日、約6か月半の休み明けで迎えた35戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の保津峡特別（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての18番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた36戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の衣笠特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。