シゲルタックフィリ（2004年生、母ジョイ）

シゲルタックフィリ（2004年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ありがとう（アイスランド語）」。毛色は青鹿毛。種牡馬のジョリーズヘイロー（当時17歳）と交配したジョイが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は中橋正。戦績は、中央平地10戦0勝、中央障害1戦0勝、地方11戦6勝2着3回。主な勝ち鞍は2007年の祇園祭特別。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中橋正から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。2歳のとき、沢田嘉隆から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

小島貞博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

9月23日、デビュー戦は田嶋翔騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

10月15日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田嶋翔騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で田嶋翔騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田嶋翔騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた5戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

3歳（2007年）

1月21日、中5週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は田嶋翔騎手（4戦0勝）。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず15着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田嶋翔騎手（5戦0勝）。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず13着に終わった。

3月25日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したダズリングピアスを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4月22日、中3週で迎えた9戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 小雨/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のバイフォーナウに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月26日、中2週で迎えた11戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のワイケイクインに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

6月3日、連闘で迎えた12戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキングオブザケイに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

6月16日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（4戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したゴールドグラスを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

6月30日、中1週で迎えた14戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島克也騎手（5戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のピツィカートに2馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

7月15日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦の祇園祭特別（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で鮫島克也騎手（6戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサプリムコマンダーに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

8月25日、中5週で迎えた16戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 曇/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は7戦連続で鮫島克也騎手（7戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のブライトサークルをアタマ差振り切って6勝目を奪取した。

9月24日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上B2-5（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で鮫島克也騎手（8戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた18戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2-4（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したニューエスダイオーを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

11月18日、中5週で迎えた19戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

11月24日、連闘で迎えた20戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた21戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ伸び切れず14着に終わった。

4歳（2008年）

2月11日、中7週で迎えた22戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。