ドースクサンサン（1990年生、母サッシュンハマナス）

ドースクサンサン（1990年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のワツスルタツチ（当時7歳）と交配したサッシュンハマナスが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）荻伏牧場。戦績は、中央平地16戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は1995年の鎌倉特別(900万下)。

経歴

デビュー前

西塚安夫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1993年）

1月30日、デビュー戦は柴田政人騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1600m 晴/重）に出走。馬体重は490kg。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るリンガスロードを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

2月20日、中2週で迎えた2戦目は、4歳500万下のカトレア賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

3月7日、中1週で迎えた3戦目は、4歳500万下（中山芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（2戦1勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、かなり遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に敗れた。

3月27日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田政人騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田政人騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったハシノハヤトに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

5月16日、中3週で迎えた6戦目は、4歳500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で柴田政人騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、勝ったグランコアレスに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

6月5日、中2週で迎えた7戦目は、4歳500万下のロベリア賞（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で柴田政人騎手（6戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

8月7日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上500万下の陸奥湾特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で柴田政人騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトウショウエクセルに8馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

10月17日、中9週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた9戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

11月13日、中3週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の昇仙峡特別（東京ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は柴田政人騎手（8戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のキタサンヤマトを半馬身振り切って3勝目をつかんだ。

5歳（1995年）

3月19日、約16か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

4月2日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた12戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、3着に入った。

4月16日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下の舞浜特別（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鹿戸雄一騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

5月14日、中3週で迎えた14戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の鎌倉特別（東京ダート1600m 曇/重）に出走。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のマザーウイッシュに2馬身半の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

5月28日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦のむらさき賞（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦1勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた16戦目は、エルムステークス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。